2018.11.04   ブログ  
PMOへのキャリアチェンジ

キャリアチェンジは、かなり勇気が必要であると思います。特に、いままでやってきた仕事とかけ離れた仕事へのキャリアチェンジは、相当な覚悟がいるのかもしれません。私の周りで、よくあるケースとして、飲食店やアパレル店で接客をやっていた方や飲食店で料理人をやっていた方、そして、事業会社にて営業や営業事務をやってきた方が、10年くらい働いて何か今の仕事に疑問を抱き、キャリアチェンジ(特に私が関わるのはIT業界)してきます。
上記の場合、おそらくIT業界で生きていくためのスキルが低い方が多いため、新卒からその業界で生きてきた方に比べて10年のリードを許している状況からの挽回が必要です。特にプログラマーやSEという実力がモノを言う仕事は特にそうかもしれません。

では、どうすればいいでしょうか?いま、IT業界は慢性的な人不足の状態が続いています。その中でも最近、特にIT業界で不足がちと感じるのが、PMO(Project Management Office)というポジションができる人材ではないかと思います。弊社も少なからずPMOに関わるプロジェクト案件は頂きますが、なかなか適切な人をアサインできないという状態が続いています。完全に需要と供給のバランスが崩れているのではと思います。
つまり、この需要の大きく、供給数が少ないブルーオーシャン市場で勝負するのが、努力の方向性としては良いのではないかと思います。

では、PMOとは、どういった仕事なのでしょうか?WEBなどの求人情報で、PMO案件の人材要件を見ると進捗管理、課題管理、品質管理、ベンダーコントロールなどの記載があります。もちろん、PMOというポジションもプログラマーやSEのように特別なスキルが当然必要なのですが、それ以上に必要なものがあると思っております。
それは、ビジネスマンとしてどの職業にでも通じる2つのスキル“コミュニケーション力”と“自分で考えて自主的に動ける力(よく、1人称で動ける方とスキルセットで記載されています)”です。

PMOというポジションは、上述したように進捗管理や課題管理などの仕事があります。この進捗管理や課題管理という仕事は、1人でもくもくとできるものではなく、周りのプロジェクトメンバーからいろいろな情報をもらいながら進めていかなければなりません。また、このプロジェクトメンバーには、上司もいれば部下もいる、また、同じ会社ではなく他の会社の人もいる、更に言えば、年齢も性別もバラバラです。そのようなプロジェクトメンバーから、自分の必要な情報を適切に入手するのは、相手の仕事の状況なども把握しながら、タイミングよくコミュニケーションをとらなければならない、かなりハードルの高い仕事です。

もちろん、システム開発プロジェクトにおける課題管理をするには、いろいろなIT知識が必要になるのですが、PMOにとって、“コミュニケーション力”と“自分で考えて動ける力”がベースであり、人間力のようなものが問われてくるポジションのため、今までIT業界で経験を積んできたからできるというものでもないように思います。そのため、他業種からのキャリアチャレンジしてきた方にもチャンスのあるポジションではないかと思っております。

しかしながら、PMOとして安定的に案件を獲得していくためには、“コミュニケーション力”と“自分で考えて動ける力”だけあればいいわけではなく、当然、IT知識やプロジェクト経験を積んだ本物のPMOと争っていかなければならない。ただし、前述したようにこの業界の需要は多い。そのため、人間力を元の職場で磨いてきた方であれば、PMOアシスタントのポジションをうまくつかみ、IT知識やプロジェクト経験を積み重ねて行けば、その数年間はいろんな面で乗り越えないといけない壁がいくつもあるかもしれないですが、どこかのタイミングでその壁を乗り越えることができ、PMOとして安定的に案件を獲得できるようになってくるとかと思います。

フリーランスとして、本気でPMOへのキャリアチェンジを志している方は、ぜひ、弊社へご相談ください。

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