WORKS-BLOG

業務日誌を掲載しております

最新のトレンドリスク

近年、企業を取り巻くリスク環境は、従来の想定を超えるスピードと複雑性で変化しています。特に2025年は、複数のリスクが同時に顕在化する「複合リスク」への対応が、全社的リスクマネジメント(ERM)における重要課題となります。本稿では、今年注目すべきトレンドリスクを俯瞰し、リスク関連の部門の皆様がリスク

BCPを見直すタイミング

BCP(事業継続計画)は、多くの企業で策定されています。しかし、実際に内容を確認すると、策定から年月が経過し、部分的な修正は行っていても、現状に即していないケースが少なくありません。たとえば、記載された緊急連絡先がすでに使用されていなかったり、担当者が異動・退職しているにもかかわらず更新されてい

ERMは『経営のダッシュボード』

近年、企業を取り巻く環境はますます不確実性を増し、これまで想定されてこなかったようなリスクが次々に顕在化しています。自然災害の激甚化、地政学的リスクの高まり、IT・サイバーリスクの深刻化、さらにはESG・サステナビリティへの対応など、企業は複雑で多層的なリスクに直面しています。こうした状況の中、リス

現場から始めるリスクマネジメント

リスクマネジメントは、突き詰めればいくらでも複雑にできます。たとえば、「ぶれない評価軸をどう設定するか?」「リスクを漏れなく洗い出すには?」「効果的な対策の立て方は?」など、深掘りすればするほど、奥が深くなる分野です。そして、こうした取り組みによって得られるものも確かに大きいです。た

全社的リスクマネジメントとサステナビリティの関係性

2025年を迎え、企業におけるサステナビリティ対応は、いよいよ本格的に実行フェーズへと移行しつつあります。私たちも現場支援を通じて、その変化を強く実感しています。これまでESG(環境・社会・ガバナンス)は、どちらかといえばCSR(企業の社会的責任)の延長として捉えられることが一般的でした。しかし

モニタリング活動の重要性②

リスクマネジメントは「マネジメント」である以上、PDCAサイクルを回すことが重要です。しかし実際には、リスクの洗い出し、分析・評価、対応策の実施という一方向の活動にとどまっているケースが多く見受けられます。そこで本ブログでは、対応策の実行状況を適切にモニタリングし、継続的な改善活動へとつなげ

最新リスクマネジメントの動向と企業の対応戦略

現代のビジネス環境において、リスクマネジメントの重要性はますます高まっています。特に、サイバーセキュリティリスク、サプライチェーンの混乱、ESG(環境・社会・ガバナンス)関連のリスクなど、企業経営に大きな影響を与えるリスクが変動性が激しく不確実で複雑なものになってきています。今回は、最新のリ

違い(変化)に気づく力

事業活動における「リスク」とは、事業目標の達成を妨げるあらゆる要因を言います。例えば、プロジェクトで予定通りに作業が進まず納期が遅れるかもしれない。あるいは、商品やサービスの売上が突然落ち込む可能性もあります。こうしたリスクの兆候をいち早く発見し、適切に対処することが、安定的な事業継続の鍵を握ると考

これもリスク?本当は仕事の中で実践しているリスクマネジメント

普段の仕事の中で、実は皆さんもリスクマネジメントを実践しています。 しかし、「リスクマネジメントは管理部門の一部の人だけが行うもの」というイメージを持つ人も多いようです。リスクはもっと身近なところに存在しており、全ての従業員が業務の一部としてリスク管理を行っております。今回は、私がコンサルティング業

TOP